裾野市は静岡県東部に位置し、富士・愛鷹・箱根の三つの山裾が重なった 地域であることが市名の由来となっています。
焼酎づくりの原点である、自然豊かな裾野の魅力をご紹介します。
深良用水
江戸時代初期の1664年に完成した灌漑用水路です。この用水は箱根の芦ノ湖から引かれており、裾野市の農業発展に大きく寄与しました。完成からおよそ350年ほど経過した現在も、市内の農業や水力発電に必要な水を流し続けています。先人の偉業と地域の方々の長年に渡る維持管理の努力が世界に認められ、2014年に世界かんがい施設遺産に登録されました。
黄瀬川の岩波
岩波は富士山の溶岩が滞留して厚い岩盤を形成しており、黄瀬川がこの岩盤を深く浸食して峡谷としたことで特異な景観を形成しました。岩波地区の名前の由来にもなっています。
五竜の滝
富士山の噴火による溶岩流により形成された高さ13 mの5本の滝で、県指定天然記念物に指定されています。⻩瀬川の3条を雄滝、大柄沢の2条を雌滝と呼び、5つの竜に例えられています。
農業
水路網をつくり田畑を澗す深良用水をつくりあげた先人たちの偉業によって、飛躍的な発展を遂げた裾野の農業。現在は水稲をはじめ、芝やソバ、大和芋、イチゴ、山村種苗などが作られています。
すそのふれあい市
地元の新鮮野菜が数多く並んだJAの直売所で、富士山麓の豊かな自然で育った新鮮な野菜、果物、加工品などを豊富に取り揃えています。裾野市は富士山麓のきれいな水と、標高差が大きく温度差があることで、良質な農作物が数多く栽培されています。店頭には新鮮野菜だけでなく、裾野ポークや饅頭のスイーツ、裾野の地酒まで様々な種類の商品が並びます。みしまやから徒歩3分ですので、ぜひお立ち寄りください。
すそのブランド
裾野市の特産品や地域資源を活用した商品やサービスを支援することを目的とした、裾野市商工会が認定するブランドです。裾野市の活性化のため、裾野市で育まれ磨きをかけた逸品が認定されています。2024年より本格米焼酎 新が認定されました。また、青い新の原料である青いハーブ(バタフライピー)や富士山十里木温泉水はぐくみずも認定されています。